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ウタのチカラ VOL13

日時:2007.5.15  
会場:Big Cat
出演アーティスト:千綿 偉功、染谷 俊、石田 匠、ジュスカ グランペール、PLASTIC

heidi.
13回目を迎えたSongs恒例イベント「ウタのチカラ」。
今回もウタそのものにチカラのあるアーティスト達がそろった!

開演直前の独特なざわめきと緊張感の中、アコギが鳴り始める。まずトップを飾ってくれたのは「石田 匠」会場を埋めた来場者は「声音人 石田 匠」 彼ならではのハスキーでソウルフルな声、暖かい声に聴き惚れ始めている。広いステージの真ん中にギターを抱えた石田とパーカッション、飾りっけのないステージだが石田の声を際立たせるには逆にそれだけで充分だった。後ろから照らす照明と石田の人生観が詰まった楽曲とキュートな笑顔そして「コエのチカラ」に会場は終始暖かさを感じた。
これまでの石田 匠、これからの石田 匠。短い時間の中、両方を感じさせてくれるライブだった。

石田が暖めてくれた会場に次に現れたのは京都発のギターとヴァイオリンのインストデュオ、
「ジュスカ・グランペール」。
一曲目が始まり、会場の中から何やら楽しそうな笑い声が聞こえる。
ぼくの目に入ったのは、曲にあわせてダンスにも似た動きを見せるメンバー二人の姿だった。
彼ら自身、音を「楽しみ」ながら演奏している。それに伴い、聴いてるこちらもいつの間にか
彼らのペースにはまっていてしまった。しかしLIVEが進むにつれ、曲を聴くにつれて
「なんとも言えない気持ち」、「気持ちの高ぶり」・・・等の感情がこみ上げて来る。
バイオリンとギターのみ、彼らの音楽にウタはない、しかしウタがないのにこれほど感情移入できる
インストは他にはないのでは、それほど彼らの演奏には「ウタ心」がある。
これほど感情のこもった演奏ができる彼らにもし、今回出演したようなアーティストのウタが加わったり
したら…そんな夢のようなコラボレーションを想像してしまった。

ここで忘れていけないのが、今回客席に作られたサブステージで転換中に毎回勢いのあるパフォーマンスを見せてくれた「PLASTIC」の存在だ!
アコースティック編成だけで作られたメインステージに対し「PLASTIC」はバンド編成で挑んだ。
正直このサブステージが今日の雰囲気にあうのかどうか不安もあった。
しかし始まればその不安も消し去ってくれるくらい勢いのあるステージを見せてくれた!!
転換中という客にとって一番たいくつな時間を利用したサブステージ、一回の時間は少ないが、
転換中毎回出るのでそのインパクトは大きい。もちろん「PLASTIC」はこのステージで常に会場を盛り上げ、客達には強烈な印象を残していった。

そして「PLASTIC」の熱いステージが終わればこの人の登場、会場にはこの日を楽しみにしてた人が何人いただろうか。
「千綿偉功」の登場だ。会場からは思わず「おかえり!!」喜びの声が漏れる、それだけ千綿のウタを待ってくれてたのだろう。
アコギ一本抱えながら、チカラいっぱい歌う千綿、恐らく千綿自身今日を楽しみにしていたのではないだろうか?
時折客に優しく「がんばれ」と語りかけているような顔を見せる、ぼくはそんな千綿自身がとても幸せそうに見えた。
そんな暖かい空気の中、「友よ」を歌い始めた瞬間、客の感情線は一気に爆発。気がつけば会場は総立ち。
千綿のギターにみんなの手拍子という楽器が加わった!
後半に入ればそこに「松ヶ下宏之」という豪華なゲストサポートの登場!
立て続けに4曲新曲を披露。千綿の心の奥から出すウタ、奏でるギター、
客の手拍子、そして松ヶ下の美しいピアノ、会場は一つになり最高のステージを作り上げた。

会場の客達は千綿の余韻に浸りながらも次にくるアーティストを待っていた。
こんな熱い夜を締めくくるにこれほどの適任者が居るだろうか、
「染谷 俊」の登場だ。
登場し鍵盤をチェックする染谷、「染谷ー!!」待ちきれない客が染谷を呼ぶ。
鍵盤のチェックが終わればここからはもうエンジン全開だ!
染谷のライブを観ていると、自分の中にくすぶっている気持ちや、何かに向けて走り出したくなるような衝動が爆発しそうになる。
「今の自分は望んでいたものか?」「本当の自分を忘れてはないかい?」「こんな世の中だけど、夢を忘れず、胸張ってがんばれよ」そんなふうに言われているような気さえもする。
決してキレイに歌い上げるわけではない、声を張り上げ、聴く者の心を突き動かす、染谷のウタにはそんなチカラがある。
そんな染谷にチカラをもらった人達が何人いただろうか、染谷に心を突き動かされた客は涙を流したり、チカラいっぱい染谷の名前を叫ぶ、そんな風に、会場を熱い心でいっぱいにし、染谷はステージ袖へと帰っていった。

「ウタのチカラvol13」は最高潮の興奮の中で幕を閉じるかと思えば、興奮冷めない客席からアンコールを求める拍手。もちろんそれに答えないイベントではない、これも恒例となった出演者全員によるセッション!
染谷をセンターに囲むようにステージには今日の出演者が勢ぞろい。
今回選んだ曲は「春一番」(キャンディーズ)である。
ビートルズやカーペンターズなどのオーソドックスな選曲ではなく「春一番」だった。
以外な選曲に驚きもしたが、歌い始めればこの選曲に間違いはなかった。
客も含めての大合唱、会場のだれもが歌える。
さらに「恋をはじめてみませんか?」というのは何か「ここから何か新しいこと、新しいウタに出会いませんか?」
そんなメッセージも込められていたのではないか、そう思った。
こうして会場にいたダレもが満足のいくイベントとして、「ウタのチカラvol13」は幕を閉じた。

SET LIST
石田匠
1.River flower 2.Change your mind
3.青春の影 4.オールドチェアー
5.裸足の冒険家 6.Goal
7.幸せのありか 8.愛すべき人よ

PLASTIC
▼1ステージ目
1.逢千花
2.僕ができること

ジュスカ・グランペール
1.第3の男 2.フラワートゥーザサン
3.ジプシーダンス 4.三条大橋の下で
5.祈りのボレロ 6.マドウルガーダ
7.タンゴストリート

PLASTIC
▼2ステージ目
1.Close to you
2.ゆびきり
3.24hーtwenty fourー

千綿偉功
1.beginning(新曲)2.三日月の下で
3.友よ 4.because(新曲)
5.今 君を(新曲)6.君色の風~想~(新曲)
7.アイノウタ(新曲)

PLASTIC
▼3ステージ目
1.BABY'STAND BY ME
2.10min'way
3.夢を照らす心

染谷俊
1.未完成 2.ひまわり 3.Yell
4.あいのうた 5.ヒーロー 6.新曲

-ENCORE-
1.春一番(出演者全員によるセッション)-キャンディーズCover-