●日時:4/30(土)
●場所:なんばHatch

4月最後の日。大阪は本当に熱かった。そしてこの日、ナンバHATCHはラウドネスで沸点に達した。天井を貫く勢いの大音量に身体の内臓まで響き渡る大音圧。並みじゃない音に高崎晃(GUITAR)はライブ終了後さらっとこう答える「俺達ラウドネスやから」 。
そう、この「LOUDNESS」の看板を掲げて24年目のヘビーメタルバンドは名前に誇りを持ちステージに立つのである。日本のロックもさまざまな形で進化し少々激しくても茶の間に届くポピュラーなサウンドになったのが現実。しかしお茶の間ロックは激しくても「LOUD」ではない。そう、どちらかと言うとロックみたいなポップスであると思ってしまう。「LOUDNESS」は一貫してメタルサウンドを追及し続けている。まさに最新作「RACING」が今回の大音量、大音圧ライブの為に創り上げてきた「LOUD」なアルバム。
オープニングは「RACING」から疾走チューンを連発。速さ、テクニック、シャウト、ギターソロとヘビーメタルの醍醐味が炸裂しスタンディングオーディエンスは早くも拳をステージに突きつけ前後左右に波打つ。いったいこの波打つオーディエンスの何人がデビュー当時のラウドネスを知っているのであろうか? 10代~20代のキッズが多く今のロックコンサートではあまり見かけなくなったヘッドバンギングでラウドネスに挑んでいく。

そして80年代の名曲「CRAZY DOCTOR」「IN THE MIRROR」が披露されると後方で観ていた観客や2階席が歓喜の声をあげついにナンバHATCHが一体化した。時間にして始まってわずか15分くらいしか経っていない。この現象に二井原実(VOCAL)は「大阪はほんまに凄い。今夜のライブは過去のライブを振り返っても5本の指に入るくらいだ。」とまだ興奮を抑えきれない。
ライブはアンコールを含め1時間40分。ヘビーメタルの100分間は肉体的精神的に想像を絶するテンションを必要とする。しかし全国ツアー最終日そして地元関西でのライブ、熱いオーディエンスがそのテンションを100%から200%に持ち上げたのは言うまでもない。
先日、某記事で「もう一度聴きたい80年代HM/HRアーティストは?」のアンケート結果が記載されていた。1位はヴァンヘイレンそして2位にラウドネス、3位アイアンメイデン、4位モトリークルーと続く。このアンケートは「もう一度観たいライブ」にも置き換えられると思う。「最近ライブはごぶさた」「今、ラウドネスはどんな感じ」「高崎晃のギターってそんなに凄いの」少しでもこの言いたい放題の原稿に共感してくださる読者は「LOUDなラウドネス」に注目。この後海外フェスにいくつか参戦し、そしてラウドネスは25周年に向けてさらなるパワーをヘビーメタルファンにぶつけてくることでしょう。
(在阪某FM局番組ディレクター・メタル兄さん)


